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説得はやめよう

2024.06.12

人間は成長とともに、自分と他者は違うということに気が付きます。そのように区別することが自分と他者の境界にもなっていくわけですから必要なことなのですが、それに価値観が伴ってしまうことがいけないのではないかと思います。「私が正しくてあなたは間違っている」ということから差別や偏見が始まるのではないでしょうか。自分が正しいと思うことは間違いではないと思いますが、相手が間違ってるときめつけてはいけない。私は説得という言葉が好きではありません。説得というのは、相手を言い負かすことだと思います。私たちがしなければならないのは説得ではなくてともに歩むことのはずですから、看護計画に説得という言葉を使って欲しくないと思ったりもします。

看護部顧問 坂田 三允