採用情報

精神科専攻医募集

精神科専攻医募集について

精神科専攻医を募集します。
連携施設は以下の5施設です。

  • 国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)
  • 東京都立松沢病院(東京都世田谷区)
  • 東京警察病院(東京都中野区)
  • 東京大学医学部附属精神神経科(東京都文京区)
  • 目白メンタルクリニック(東京都豊島区)

精神科臨床は、狭義の医学という枠を超え出て、広大な人間事象と向き合わなくてはならない。そこは対人援助の総力戦が繰り広げられる場であり、その最前線では人間理解の総合力が不可欠となる。多摩あおば病院の臨床研修は、この総合力が徹底的に鍛え抜かれるという点において他に類を見ない、とひそかに自負する。
地域精神医療の拠点病院を志す我々のもとには、昼夜途切れることなく多くの患者が訪れる。幼児から老人まで、およそあらゆる人間的苦悩が投げ込まれ、これらを能う限り断らず引き受ける。どこにも行き場のない難治・処遇困難事例の治療にこそ価値がある、という伝統が当院には受け継がれている。
こうした難症例の数々を診立て、治療を組み立て、家族や関係機関との調整に奔走し、地域社会に再び根づかせその生活を支え続ける。このプロセスに専攻医自ら主体的に関与することが、当院における臨床研修の急所であり、総合力が錬磨されるゆえんである。
精神科医の臨床能力には、知識や技能の習得のみでは事足りない何かが必要となる。治療者その人の個別性と人間性が患者を癒す、という側面が不可避的に含まれるからだ。人間性の涵養は、優れた指導者や同僚との相互交流によって促進される。当院の指導医は、いずれも個性あふれる多彩な人間性で理屈抜きに後進を惹きつけ育む。コメディカルも矜持あるプロフェッショナル達が揃う。優れた指導者や専門性を異にする同僚との切磋琢磨が、精神科医としての成長をもたらす。
我こそは地域精神医療を担わんという方、また、精神科医としての総合力を得たいと請う方、ぜひ、多摩あおば病院の後期研修に応募されたい。

院長 富田 三樹生

募集要項

応募資格 「初期臨床研修修了者」または修了予定者およびそれと同等資格を有する者
募集定員 若干名
提出書類 履歴書(市販のもので可、写真添付、eメールアドレス記入)
医師免許証の写し
保険医登録票の写し
応募期間 随時
研修期間 各年度4月より原則4年
(但し、中途の時期からの開始も取り扱いに応じる)
雇用形態 常勤医師、勤務日数は週5日
勤務時間 8:45から17:45
休暇 年末年始6日、年休
給与例 年収約1,000万円~1,200万円(当直料含む)
給与改定 年1回(4月)
学会・研修会 参加費用補助あり
保険 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
宿舎 なし(転居費用補助制度あり)
応募方法 〒189-0002 東京都東村山市青葉町2-27-1
医療法人社団新新会 多摩あおば病院 倉田宛
電話042-393-2888
Eメール t-kurata@sinsinkai.jp

精神科専攻医研修

研修目標

  1. 患者及び家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。
  2. 病歴を適切に聴取することができ、精神症状を適切に把握できる。
  1. 疾患の概念を理解し、病態を把握できる。
  2. 各疾患に関する代表的な成因仮説を理解できる。
  1. 精神疾患の症状、病型の把握・診断・鑑別診断が出来る。
  2. 身体的及び神経学的診察ならびに診断ができ適切な治療を選択できる。
  3. 「自傷他害」の可能性の判断とその対策をたてることができる。
  4. チーム治療及びコメディカルとの協力ができる。
  5. 身体合併症について初期的な診断・治療ができ、他科(他病院)受診の判断や適切な診療情報提供ができる。
  1. CT、MRI等の脳画像検査の読影ができ、髄液検査を施行し結果を判定できる。
  2. 脳波検査及び判定ができる。
  3. 心理検査・カウンセリングの依頼が適切にでき、結果を理解できる。
  1. 向精神薬の薬理作用を理解できる。
  2. 各種向精神薬の症状及び疾患に対する効果・副作用・禁忌・特徴を習得する。
  3. 精神症状及び疾患に応じた適切な薬物の選択と副作用の把握・対策ができる。
  4. 電気けいれん療法等、他の身体療法について適応や注意点を知っておく。
  1. 患者とよりよい関係を築き、まずは簡易な精神療法が施行できる。
  2. 家族との協力関係を構築しつつ、患者・家族の疾患への理解を深める。
  3. 集団・家族力動を理解できる。
  1. 患者の持つ健康な側面や潜在能力を把握し、患者を生活人として把握する。
  2. 患者の機能を高め、QOLを向上するような心理社会的療法、リハビリテーションの方向性を適切に選択・指示・助言等することができる。
  1. 精神運動興奮状態を呈する患者への適切な対応及び治療ができる。
  2. 自殺の危険性が高い患者への適切な対応及び治療ができる。
  1. 他科(他病院)からの診療依頼に応じ、精神医学的診断・治療・ケアについて適切な意見・助言等をすることができる。
  1. 精神保健福祉法全般を理解し、特に行動制限について把握できる。
  2. 成年後見制度について理解し、診断書・鑑定書を適切に作成できる。
  3. 精神鑑定の実際を理解できる。
  1. 日常診療で、自らの行動を「医の倫理」の視点から点検する態度を身につける。
  2. インフォームド・コンセントに基づく診療を実践できる。
  1. 医療事故発生の要因について理解し事故防止を心掛けるとともに、当院における「医療安全対策マニュアル」にそった対応ができる。

多摩あおば病院精神科専門医研修プログラム

プログラムの特徴

多摩あおば病院は206床の単科精神科病院です。年間750名前後の入・退院があり、単科精神科病院としては都内でも有数の高病床回転率を誇っております。夜間も含めた緊急入院も多く、多彩な患者層への精神科医療を提供しております。東京都の措置指定病院にも指定されております。従いまして、指定医症例は数か月で揃います。
統合失調症、気分障害の診断と治療といった精神科医として必須であり、かつ基礎となる疾患について、急性期治療、リハビリテーション、疾病教育、家族支援、地域支援等について多数経験することが出来、短期間で、精神科医療のスタンダードを身に着けることが出来ます。さらに、スタンダードな治療では寛解に至らず、再燃を繰り返す難治例の治療も経験することが出来るため、高い臨床能力を身に着けることが出来ます。
医局は、司法精神医学、物質依存、児童青年精神医学、認知症、精神分析を専門とする医師らで構成されており、それぞれの分野で活躍しております。そのため、将来的にこれらの分野をサブスペシャルティにしたいと考えている場合にも、より専門的な視点を学ぶことが出来ます。
司法精神医学では、刑事責任能力鑑定入院、医療観察法鑑定入院と精神鑑定も随時行っており、鑑定助手として、精神鑑定に携わることも出来ます。物質乱用は、SMARRPといった物質乱用治療プログラムを経験できます。児童青年精神医学は、2021年度に児童思春期病棟の開設を予定しており、すでに多くの児童思春期の子どもたちが入院をしています。就学前の子どもから思春期・青年期まで経験することが出来ます。さらに、当院は、認知症疾患医療センターであるため、認知症を有する人とその家族の支援について学ぶことが出来ます。また、精神分析的精神療法を、スーパービジョンを受けながら実践することが出来ます。
論文作成、学会発表を積極的に行っており、現在リサーチも行っております。臨床研究についての教育を行い、研修中に学会発表や論文の作成を行うことが出来ます。国際学会でシンポジウムを組んだり、ポスターセッションでの発表も行っております。国際学会に参加し発表をすることが可能です。ロンドン大学精神医学研究所、タビストッククリニックへの留学を指南することも可能です。
連携病院である国立精神・神経医療研究センターは、精神・神経・筋・発達障害を主な専門分野として、病院と研究所が一体となって高度先進医療と臨床研究を行う、わが国で唯一の国立の精神・神経センターです。
国立精神・神経医療研究センターの医療の目標は、日本のみならず近隣諸国からも来院される多くの患者さんやそのご家族に、医師と看護師などの医療に携わる多職種が連携してよりよい医療を実践することであり、更にそこで得られた成果を全国及び世界に発信することを使命としています。
医療観察法病棟があり、そこでの研修は、司法精神医療の専門的知識を身に着け、実践することです。指定医療機関における、多職種によるチーム医療を実践することができます。
また、わが国で最高水準の脳画像診断を行っている放射線診療部および脳病態統合イメージングセンター(IBIC)において、CT・MRI・ SPECT・PETなどの画像診断を学ぶことができます。NIRS、EEGおよびMEG検査所見判読を学ぶことができます。睡眠障害の検査・診断・治療について最新の知識を学ぶことも出来ます。
連携病院である東京都立松沢病院は,東京都の行政精神科医療等で中核的な役割を担っている精神科病院です。措置鑑定、緊急措置鑑定を行っており、公的機関が担う精神科医療について学ぶことが出来ます。
連携病院である東京警察病院は、東京都23区内に位置する総合病院です。リエゾン・コンサルテーション、緩和ケアを学ぶことが出来ます。
連携施設である東京大学医学部附属病院精神神経科は、統合失調症、気分障害、神経症性障害をはじめとする幅広い精神疾患に対して、医師、看護、心理、PSW等の多職種によるチーム医療を実践しています。通常の薬物治療や精神療法に加え、年間400件程度のECTを行い、クロザピン導入例を徐々に受け入れ開始するなど難治例の治療にも取り組み、主に救急部との連携のもとで身体合併症例の治療も積極的に対応しています。また、てんかんモニタリングユニットによるてんかんの鑑別診断、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)を中心とした短期検査入院を経験し、さらに精神科リエゾン診療チームによる年間対応数2000件を超えるリエゾン診療や、当科関連のこころの発達診療部による児童思春期精神医療、精神科デイホスピタル・作業療法等により精神科リハビリテーションを研修することができます。
連携施設である目白メンタルクリニックは、JR目白駅から徒歩2分の精神科クリニックです。認知行動療法を主とした精神療法プログラムを多数用意しています。大人の発達障害外来、摂食障害外来、アルコール外来を設置しています。また、患者さん及びご家族への心理教育(疾患教育)も重要視し、心理教育プログラム、家族支援プログラムについても学ぶことができます。

年次到達目標

1年目

多摩あおば病院において主に救急病棟を担当し、指導医と一緒に統合失調症、気分障害、器質性精神障害、物質依存、認知症、児童思春期、発達障害の患者等を受け持ち、面接の仕方、診断と治療計画、薬物療法及び精神療法の基本を学ぶ。患者の行動と言動を記述し、家族歴、生育歴(発達歴)、現病歴を聴取し、問診により病態構造を把握し、鑑別診断を経て、診断することを学ぶ。診断を含めた総合的なアセスメントをもとに治療計画を立て、看護、ソーシャルワーカー、心理、作業療法士らで構成される病棟の治療チームの一リーダーとして治療計画を実行するマネジメントを学ぶ。インフォームド・コンセントの本質を学び、シェアード・ディシジョンメイキングを実践できるようにする。精神保健福祉法を理解し、行動制限の手続き、告知、家族への説明について学ぶ。症例検討会に参加し、自らもケースレポートを作成し、プレゼンテーションをし、ディスカッションに加わる。論文を読み、批判的に検討することを学ぶ。

2年目、3年目

多摩あおば病院または連携病院で、指導医の指導を受けつつ、自立して、面接の仕方を深め、診断と治療計画の能力を充実させ、薬物療法と精神療法を深める。病棟マネジメントを自立して出来るようにする。希望があれば、精神分析的精神療法をスーパービジョンのもとで実践する。刑事責任能力鑑定、医療観察法鑑定を鑑定助手として経験する。希望に応じて連携施設での研修を行う。国立精神・神経医療研究センターでは医療観察法病棟での治療を経験することが出来る。また脳画像診断、NIRS、EEGおよびMEG検査所見判読を学ぶことが出来る。睡眠障害の検査・診断・治療について最新の知識を学ぶことが出来る。都立松沢病院では、緊急措置入院診察など公的機関が担う精神科医療を学ぶことが出来る。東京警察病院では、リエゾン・コンサルテーション、緩和ケアを経験することが出来る。目白メンタルクリニックでは、大人の発達障害、摂食障害、アルコール依存を経験することができる。また認知行動療法、心理教育を学ぶことができる。症例検討会には引き続き参加をし、精神神経学会等の学術総会で発表をする。

ローテーションモデル

一般精神科コース

1年目は多摩あおば病院をローテートし、精神科医としてスタンダードな精神科医療が行えるようにする。2年目、3年目は、多摩あおば病院での研修、連携病院である国立精神・神経医療研究センター、都立松沢病院、東京警察病院、目白メンタルクリニックでの研修を専攻医の希望に基づき行う。

司法精神医学コース

1年目は多摩あおば病院をローテートし、精神科医としてスタンダードな精神科医療が行えるようにする。2年目もしくは3年目に、連携病院である国立精神・神経医療研究センターの医療観察法病棟で、司法精神科医療、司法精神医学を学び、他に希望に応じて国立精神・神経医療研究センターの他部門、都立松沢病院、東京警察病院、目白メンタルクリニックでの研修を行う。

画像診断コース

1年目は基幹病院をローテートし、精神科医としてスタンダードな精神科医療が行えるようにする。2年目もしくは3年目に、連携病院である国立精神・神経医療研究センターにおいて、画像診断について学び、他に希望に応じて国立精神・神経医療研究センターの他部門、都立松沢病院、東京警察病院、目白メンタルクリニックでの研修を行う

医局メンバー紹介

氏名(出身大学:専門分野)の順に一覧します。

院長 富田 三樹生 新潟大学:
専門-臨床精神病理学、病院・地域精神医学
著書「精神病院の底流」「東大病院精神科の30年」「精神病院の改革にむけて」
副院長 中島 直 東京大学:
専門-司法精神医学、急性期治療学
著書「犯罪と司法精神医学」
共著「精神疾患の理解と精神科作業療法」
副院長 野瀬 孝彦 東京医科歯科大学:
専門-児童・青年期精神医学、発達障害
老健施設長 狩野 寛 長崎大学:
専門-地域精神医学
認知症疾患
医療センター長
望月 清隆 東邦大学:
専門-老年精神医学、産業精神医学
医療社会部医長 林 行秀 信州大学:
専門-精神分析理論
教育研修部長 木村 一優 札幌医科大学:
専門-児童精神医学、精神分析的精神療法、司法精神医学
共著「現代児童青年精神医学」
常勤医 安西 冬樹 藤田保健衛生大学:
専門-思春期~老年期の統合失調症
栗田 篤志 群馬大学:
専門-児童青年精神医学、身体合併症
醍醐 直樹 弘前大学:
専門-地域精神医学、リエゾンコンサルテーション精神医学
高松 直岐 岡山大学:
専門-急性期治療学・リエゾンコンサルテーション精神医学
矢島 達朗 東邦大学:
専門-依存症治療
研修医 佐々木 宏太 滋賀医科大学
白木原 和薫 滋賀医科大学
千石 竜己 東京大学
本郷 政子 福井医科大学
小笠原 ひろか 東邦大学

資格取得人数

精神保健指定医11名、精神科専門医7名、精神科指導医6名
精神保健判定医3名、臨床研修指導医3名
日本司法精神医学会認定精神鑑定医1名、日本児童青年精神医学会認定医1名
産業医1名、認知症サポート医1名

所属学会

日本精神神経学会、日本児童青年精神医学会、日本病院・地域精神医学会
日本精神科救急学会、日本精神科診断学会、日本司法精神医学会
法と精神医療学会、日本犯罪学会、日本矯正医学会、日本世間学会
日本社会臨床学会、法と心理学会、日本精神分析学会、日本心理臨床学会、
日本老年精神医学会、日本産業精神保健学会

地域関連機関からの医師の派遣依頼には、なるべく応える努力をしています

  • 東村山市教育委員会学校保健指導医
  • 都立東村山高校学校医
  • 清瀬市教育委員会嘱託医
  • 小平児童相談所非常勤医
  • 白百合女子大学校医
  • 練馬区知的障害者通所施設顧問医
  • 多摩立川保健所健康相談事業担当
  • 多摩小平保健所健康相談事業担当
  • 東村山市介護保険審査会委員2名
  • 東村山市成年後見制度推進機関運営委員
  • 清瀬市社会福祉協議会権利擁護センター事例検討委員
  • 北多摩北部認知疾患医療・介護連携協議会委員
  • 北多摩認知症を考える会世話人
  • 介護老人福祉施設青葉の杜嘱託医
  • 介護福祉施設東村山ナーシングホーム嘱託医
  • 介護福祉施設万寿園、軽費老人ホーム第三万寿園嘱託医

連携医療機関

  • 国立精神・神経医療研究センター
  • 多摩北部医療センター
  • 堀ノ内病院
  • 東京白十字病院
  • 複十字病院

初期研修

公立昭和病院臨床研修協力施設