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2026年を迎えて

2026.01.07

院長 中島 直


2026年が始まりました。 2025年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか。そして、2026年はどんな年になるでしょうか。


私にとっては、2025年はこの病院の院長のみでなく理事長も兼任し、名実ともに責任者になった年です。そして、2026年はある程度の形を作っていく年だと思っています。


「あるべきリーダー」みたいな本や情報にも接してみましたが、しっくり来るものは多くありませんでした。参考にしながらも、自分で考えながらやっていくしかないと思いました。


当院は「なるべく断らない医療」を実践しているつもりです。当然の結果としてかなり大変な方が来ます。措置入院や鑑定入院も受け入れていますが、それ以外の入院形態でもいろいろな方がみえます。「勉強になる」とは多くのスタッフから言ってもらえています。しかし、「大変な人をケアしているから」と言うことで、スタッフに対して何か特別の待遇ができるわけではありません。


そもそも医療は現在非常に厳しい状況に置かれているのは報道されているとおりです。物価が上がり、必要な経費が上がる一方で、病院の収入の中心である診療報酬は厳しく規定されていて、勝手な値上げなどができません。職員の給料アップもありますがわずかなものです。そして、本来であれば、大変な人にはそれだけの人手をかけ工夫をしなければいけないので、それに見合った診療報酬が欲しいところですが、日本の診療報酬はそういうふうになっていません。こういうのも苦しいところです。


幸いにして、当院にはいいスタッフがたくさんいます。なるべくその力を生かし、阻害しないようにしていきたいと思っています。「スタッフを大切にする」ということです。スタッフを大切にすれば、スタッフは患者さんを大切にしてくれると思います。もちろんスタッフの対応に問題があって患者さんに迷惑をかけるなどのことがあれば、それは共有し、スタッフと管理者との役割を考えて謝罪し改善に向けて努力します。また、たくさんのスタッフがいると、意見の違いなどもあって、皆の考えをそのまま通せるわけではありません。その中でも、なんとか協力する道を見つけていければと思います。1足す1は2以上にもなり得ますが、下手をすると1以下にもなります。このあたりは組織をどのように運営していくかの問題でもあります(集団精神療法の考え方にも通じますね)。これも幸いなことでありますが、当院はいい管理職たちにも恵まれています。私自身が、この病院で、自分自身の能力以上の仕事ができていると感じています。この感じを、他のスタッフにも少しでも共有してもらえると嬉しいと思います。


私が真にスタッフを大切にしているか、それはスタッフに聞いてみなければわかりません。とりあえず、思いだけでもそうしていこうと思います。