生きていくにはゴミ箱が必要不可欠(愚痴は心の生ゴミです)
2025.01.22
暇をつぶしに来ていた彼女は3年、4年ぐらいたった頃「ごめんね、いつもごみ箱にして」と言いました。暇つぶしからごみ箱に昇格したようです。そのときに思ったのです。「ごみは捨てなきゃいけない」と。グチというのは心の生ごみだと思いました。生ごみをため過ぎたら発酵して爆発します。そのようになる前に捨てなければならない。こまめに捨てることが必要で、受け取る側のごみ箱は間口が大きくなければいけないとも考えました。間口が小さいと本人は捨てたつもりでも、ごみ箱の周りに散らかってるだけということになりかねない。だから、大きな間口のごみ箱でいるということがとても重要なのだと彼女から学ばせてもらったのです。捨てるということは、身の回りを整理することですからすっきりします。ごみ箱は返事などしません。黙ってただ受け取るだけです。受け取るというよりも、来るを拒まず立っているだけといったほうがよいかもしれません。でも、そういう存在も必要なのだということも学ばせてもらったと思っています。
看護部 顧問 坂田 三允