認定看護師
当院で働く認定看護師からのメッセージをご紹介します。
日本精神科看護協会 精神科認定看護師(児童思春期精神看護)
清野 聡子
成長・発達の原則によれば個人差はあっても、誰もが一定の方向性、順序性を持ち備えているといわれています。そうであれば、子どもが直面している発達課題に向き合うための支援と、環境調整が図れれば、子ども自身の力で成長・発達をたどっていくことが可能だということになります。
児童・思春期領域を専攻する認定看護師は、①対象の発達課題を早期に把握し、専門性の高いケアの提供を目指します。②障害を抱える子ども達が、地域で自分らしく生きていけるように、そして子どもを抱える支援者と無理なく共存できるように支援していくことを目指します。
全国で活動している、児童・思春期を専攻する看護師は、それぞれが子どもに対する熱い思いを胸に活動しています。
日本褥瘡学会 認定褥瘡看護師
清野 聡子
褥瘡のケアには『創を見る』ということだけではなく、『看る』あるいは『診る』ことも大切です。創の状態に適した処置はもちろん「傷ができた要因を考え、要因の除去に努め、創の改善を促さなければ」なりません。栄養状態や湿潤環境を把握し、ポケット形成が見られたら、ポケットの向きから、圧のかかり具合を看ます。また、指示通りにしていたのに、創の改善が見られない、あるいは悪化している場合には、新たなアプローチの必要性を考えて医師に診てもらうことが必要になります。日本褥瘡学会が発表したDESIGN-Rは、褥瘡の経過の評価と重症度を予測できるものとして、幅広く活用されていますが、当院でも2010年から「褥瘡経過評価表」を取り入れています。スタッフの一人ひとりがDESIGN-Rを使いこなし、リスクを見極め、迅速・適切なケアが提供できるようになることを願っています。
日本精神科看護協会 精神科認定看護師
小澤一貴
私が精神科認定看護師として大切にしていることは、日々の関りの中で患者さんとの信頼関係を丁寧に築いていくことです。精神科医療では、症状や診断だけに目を向けるのではなく、その人がどのような思いで日々を過ごしているのか、その人らしさやこれまでの歩みに目を向ける事が大切だと感じています。信頼関係は特別な場面で築かれるものではなく、日々の挨拶や声掛け、何気ない会話など、小さな関りの積み重ねの中で育まれていくものだと思っています。その様な関りを大切にすることで、患者さんが「ここなら安心して話しができる」と感じられる関係性に繋がると考えています。
また、精神疾患は患者さんご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな不安や悩みを抱える事があります。そのため患者さんだけでなく、ご家族の思いにも耳を傾けながら、ともに歩んでいく姿勢を大切にしています。精神科認定看護師として専門性を活かし、患者さんとご家族が安心して治療や生活に向き合えるように支えていきたいと考えています。
日本精神科看護協会 精神科認定看護師
旭 純玲
今年度、当院の協力と支援のおかげで精神科認定看護師の資格を取得することができました。
精神科認定看護師として私が大切にしているのは、患者さんの全人的理解です。
これから当院で特に力を入れて取り組みたいのは「身体アセスメントと臨床推論の強化」です。精神疾患を持つ患者さんのケアにおいて、言葉にされない身体的なサインや変化を早期に発見することは非常に重要です。
現在の当院の看護スタッフの身体アセスメントの状況として、目立つ精神症状を重点的にみる習慣があることにより、身体科経験の有無等によって観察の質に差が生じている現状があります。また、精神疾患によって生じる身体所見の関連性や理解度を高めることが必要な課題だと感じています。
このような課題に対して、精神科領域における身体的変化を逃さない視点を養うために、定期的な勉強会の実施や、万が一急変したとしてもスムーズな対応が出来るように実践的なシミュレーションを通して、患者さんの安全管理に繋げられるようにしていきたいと考えています。
当院の大きな魅力は、医師や精神保健福祉士等の多職種部門を含めた多様な専門職とフラットに意見交換ができるチーム医療の強みだと感じています。また、院内勉強会などを通じて、スタッフ同士が共に学び、高め合える環境が整っています。
精神科看護の奥深さを共有し、多職種で連携しながら、私たちと一緒に患者さんの回復を支えていきませんか。




