訪問
退院後も患者さんの生活をサポートします
2000年からの長期在院者への退院に向けた取り組みにより、たくさんの患者さんが地域に退院されました。退院後の生活をデイ・ナイトケアや関わりのあるスタッフの適時訪問、地域の社会資源を使って支えてきました。その後適時の訪問ではフォローしきれない患者さんがでてきたり、地域での問題が発生したりするなかで、2010年4月に生まれたのが訪問部門です。
スタッフがそれぞれの専門性を活かしつつ、複数のスタッフが関わる中で必要なことを考えていくため、危機介入の際、色々なスタッフが駆けつけられるようにということから、患者さん一人に対し、看護師、ソーシャルワーカー等の職種で、ローテーションを組んで訪問しています。なかには病状、身体状況や生活状況を踏まえ、同じスタッフが毎回訪問することもあり、基本はその方の必要性に応じてスケジュールを組んでいます。
スタッフは1日5~6件を訪問しますが、医療的・看護的サポートから細かな日常生活支援、手続き関係の支援、安否確認や家族相談等、と多岐にわたる内容で、患者さんの生活をサポートしています。
病気や障害を抱えながら生活する困難さにより沿い、地域で暮らす患者さんに一番近い支え手でありたいと考えています。