部門紹介

作業療法室

作業療法室

作業療法(OT)って何だろう?

作業療法(OT)とは、精神科治療の一つで、患者さん一人ひとりの目的に合わせて、様々な作業を行いながら精神的・社会的回復を図っていくものです。作業を通じて病状の安定や心身機能の維持・向上を図り、自分らしい生活を送れるように具体的に支援していきます。

例えばこんな人…

  • 規則正しい生活が送れない
  • 常に不安や心配事が浮かぶ
  • 人とうまく話ができない
  • 仕事しようと思っているが自信がない
  • 何もする気が起きず、外に出られない

などなど、いろいろな患者さんが通っています。

多摩あおば病院のOT

当院のOTでは、各病棟の入院者を対象とした「病棟内プログラム」と、入院者・外来者が一緒に参加する「病棟外プログラム」があります。

多摩あおば病院のOT
多摩あおば病院のOT
多摩あおば病院のOT
多摩あおば病院のOT

当院の特色

個別OT

患者さん一人ひとりに担当者が付いており、プログラム以外にも就労支援事業所やハローワークへの同行、自宅に訪問しての生活支援をしています。外来者の地域生活の困りごとを一緒に考えることもあり、外来者の参加が多いことも特徴です。

専門外来:思春期外来OT

個別プログラムとグループプログラムを行っています。不登校や閉じこもりの方、学校に行っているけれど上手くいかない方に対して、家庭や学校以外の居場所作りなど、個々のステップアップを目指しています。

病棟内OT

3病棟

3病棟は救急病棟であり、入院期間が3ヵ月以内と短い患者さんが大半を占めています。主に病棟外OTに参加できない方を対象に少人数でぬり絵など取り組みやすい作業を行う「オリオン」と、外部講師によるヨガのプログラムを行っています。

4病棟

4病棟は療養病棟です。OTでは日々の生活リズムを整えたり、これから退院を目指して生活訓練を行っています。また、長期の入院の中で季節を感じられる行事や集団で楽しむことも多く行っています。プログラムの内容は、ぬり絵や折り紙、カラオケ、お菓子作り、ヨガなどを行っています。

5病棟

5病棟は高齢者の方が多い病棟です。OTでは大集団のプログラムを多く提供し、一人でも多くの方がOTに参加し、生活リズムを整えたり、集団の中で楽しんで過ごしたりできるようにしています。プログラム内容は、カラオケや映画鑑賞、ふまねっと運動やヨガと幅広く展開しています。

6病棟

6病棟は急性期病棟です。OTでは、入院して間もない方も取り組みやすいようなプログラムの「幸せ会」を行っています。のんびりとした雰囲気の中で、季節の掲示物を小集団で行ったり、ぬり絵や折り紙などをそれぞれのペースで取り組んだりしています。

病棟内OTプログラム表

 
午前 5病棟 3病棟 5病棟 5病棟 3病棟
6病棟 - 4病棟 6病棟 4病棟
午後 - 5病棟 4病棟 ヨガ ヨガ

病棟外OT

ほすあお(ほっとすぺーすあおば)

手工芸や共同作品などの制作活動や、パソコンや音楽鑑賞、お話しグループとそれぞれの過ごし方をしている大集団の病棟外プログラム。単独外出可能な入院者と外来者が対象で、参加者の半数以上が外来者となっています。

ミニほす

ほすあおの小規模版です。参加人数が少ないためのんびりとした雰囲気になっており、大人数が苦手な方でも参加しやすいプログラムです。

病棟外OTプログラム表

 
午前 ほすあお(外来と全病棟)
午後 ミニほす(外来と全病棟)
【第1・3火曜はおやすみ】